2010年1月20日水曜日

共和党勝利

昨日はマサチューセッツ州では大きな補欠選挙が行われました。
接戦の末、共和党が勝利したわけですが、これはオバマ政権、そして保険改正に向けての大きな壁となりました。簡単に言えばマサチューセッツの人々は、増税になるであろう日本のような国民皆保険は必要ないという結論を出したということなのです。
 アメリカでは医療費も高いし、そして保険料もとても高くて、かなりの人が保険に入っていません。ですから病院にも行けず治療もしない人々もたくさんいるわけです。そんな貧しい人たちを救うためにオバマさんはこの保険改革に政治生命を掛けていると言っても過言ではないでしょう。でも、マサチューセッツ州のある東海岸は、保守的な白人社会ですから、表立っては言いませんが移民や貧しい人のためにどうして、私達が更なる税金を払うわけ?って思っているのです。
 この辺りには大きな立派な病院がたくさんあるのですが、南米系の友人に
「病院では、お金なんて払わなくていいのよ。あそこはたくさんの寄付が来るんだもの。手術したってお金がありませんって言えばただよ。」
って、確かにある程度、補助あるいは無料になってしまったりするんです。
でも、こういう考えの人々が多いからこそ、治療する時に保険に加入していないと受け付けさえしてくれない病院もたくさんあるのです。
だから、日本人は真面目で何億とする治療にもきちんと払ってくれる大切なお客様なんだと思います。馬鹿正直と言うか・・・。でも、これはとても大切なことですよね。
こういう日本人として、正直で真面目なところが世界で日本という国が認められているということなんです。でも、ビジネスをする上では、ちょっとだまされやすいようです。

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