2009年9月26日土曜日

1999年 グラフ×ヒンギス

今日は、テニスチャンネルで1999年の全仏女子シングルスの決勝を再放送していたので、見てみました。

この試合、日本に居たころテレビで実際見ていました。
女王ヒンギスの若さゆえの精神的なもろさで負けてしまった試合です。
グラフが4-6, 7-5, 6-2 で勝ったわけですが、実は第2セットの10ゲームでヒンギスが取れば、ヒンギス優勝の場面から、一気にグラフへと傾いたのです。

テレビでの解説ではヒンギスはその後のウィンブルドンで初戦で敗退、その後も成績は下がり、引退して学校に戻って、その後Broadcastのほうへ進み、2006年カムバックしてトップ10にまで入るが2007年、薬物疑惑で引退したようです。ヒンギスはご存知のように最年少16歳で97年98年でランキング1位、この試合の時にはまだ18歳です。若くしてトップに上り詰め、その後転落してしまったわけです。ということは彼女はまだ28歳ですから充分現役で通用するはずです。

 この試合の観客は9割方グラフを応援していたので、19歳の彼女にはブーイングは辛かったと思います。まあ、その前の全豪オープン決勝戦の試合前に、その対戦相手であるフランス人のプライベートなことを公表し、悪口を言ってしまった、性悪女のイメージをフランス人は持っていたわけです。
そんなおしゃべり悪口女+アンダーサーブ+相手コートまで行ってボール跡の確認+突然トイレにいってしまうなどなど、本当に問題の多い試合でした。反対にグラフは何も話さず、ただひたすらにテニスに打ち込み、男らしいというか格好良かったのです。最後のスピーチでも、ヒンギスをかばい、大人だなあと感動しました。

 この試合のあと、グラフも怪我をしたりで、結局同じ1999年に引退したので、この試合は両者にとっては忘れられない試合となったことはいうまでもありません。私でさえ忘れていなかったのですから・・・。
当時を思い出して、私の記憶に残しておきたく思わず書いてしまいました。

0 件のコメント: